LESSON / WP LOAD

開発者ツールで表示とエラーを確認する

Chrome DevToolsのElements、Console、Networkを使い、表示されない原因を順番に確認します。

目安 30分 コース進捗 0 / 17

GOAL

このレッスンでできるようになること

  • Chrome DevToolsを開ける
  • ElementsとStylesでHTML・CSSを確認できる
  • ConsoleとNetworkからエラーの原因を探せる

開発者ツールでブラウザの中を見る

問題の種類に応じてDevToolsの確認場所を切り替えると、原因を絞り込みやすくなります。

HTML、CSS、Console、Networkを使い分けるChrome DevToolsの確認箇所
HTML、CSS、Console、Networkを使い分けるChrome DevToolsの確認箇所

Chrome DevToolsは、ブラウザが読み取ったHTMLやCSS、JavaScriptのエラー、通信したファイルを確認できる開発者向けの機能です。

ページ上で右クリックして「検証」を選ぶと開けます。ショートカットはWindowsがCtrl + Shift + I、macOSがCommand + Option + Iです。詳しい開き方はChrome DevTools公式ドキュメントでも確認できます。

DevToolsで変更しても元ファイルは変わらない

ElementsやStylesでHTML・CSSを変更すると、その場で表示結果を試せます。ただし変更されるのは、ブラウザが現在表示している一時的な状態だけです。ページを再読み込みすると元へ戻ります。

試した値を採用するときは、どのCSSルールを変更したか確認し、Visual Studio Codeで該当するファイルへ同じ変更を書いて保存します。

ElementsでHTMLとCSSを確認する

  1. 完成したページで「はじめてのWebページ」の見出しを右クリックします。
  2. 「検証」を選びます。
  3. Elementsパネルで<h1>が選ばれていることを確認します。
  4. Styles欄で.profile h1のCSSを探します。
  5. font-sizeの値を一時的に変更し、画面が変わることを確認します。

DevToolsで行った変更は確認用であり、元のstyle.cssには保存されません。採用する変更は、必ずVisual Studio Code側のファイルへ書きます。

次の図では、「ElementsでHTMLとCSSを確認する」で行う操作の流れを示しています。

「ElementsでHTMLとCSSを確認する」で行う操作の流れを示す図
「ElementsでHTMLとCSSを確認する」で行う操作の流れ

Computedで最終的なCSSを確認する

Stylesには複数のCSSルールが表示されます。打ち消し線がある指定は、別のルールに上書きされています。どの値が最終的に使われているか分からない場合はComputedを開きます。

次の図では、「Computedで最終的なCSSを確認する」で行う操作の流れを示しています。

「Computedで最終的なCSSを確認する」で行う操作の流れを示す図
「Computedで最終的なCSSを確認する」で行う操作の流れ

余白を調べる場合は、要素のBox Modelでmargin、border、padding、contentの大きさを確認します。見た目だけで数値を推測せず、ブラウザが計算した結果を見てください。

ConsoleでJavaScriptのエラーを確認する

Consoleパネルには、JavaScriptのエラーや自分で出力した情報が表示されます。

次の図では、「ConsoleでJavaScriptのエラーを確認する」で行う操作の流れを示しています。

「ConsoleでJavaScriptのエラーを確認する」で行う操作の流れを示す図
「ConsoleでJavaScriptのエラーを確認する」で行う操作の流れ

試しにmain.jsmessageButtonを1か所だけmessageBottonへ変更し、保存してブラウザを更新してください。Consoleに赤いエラーが表示され、エラーが起きたファイル名と行番号を確認できます。

確認後はスペルをmessageButtonへ戻します。エラーが消え、ボタンが再び動くところまで確認してください。

Consoleのエラーを上から読む

エラーが複数表示されている場合は、最初のエラーが後続の処理を止め、その結果として別のエラーが出ていることがあります。まず一番上の赤いエラーから確認します。

次の図では、「Consoleのエラーを上から読む」で行う操作の流れを示しています。

「Consoleのエラーを上から読む」で行う操作の流れを示す図
「Consoleのエラーを上から読む」で行う操作の流れ
  • エラーの種類と説明を読む
  • 表示されたファイル名を確認する
  • 行番号を押して該当コードを開く
  • 変数名、括弧、引用符、セレクターを確認する
  • 修正後にページを更新し、同じエラーが消えたか確認する

Consoleへコードを貼り付けるときは、内容を理解できる自分のコードだけにします。Web上で指示された不明なコードを実行しないでください。

Networkで読み込み失敗を確認する

Networkパネルでは、HTMLが読み込もうとしたCSS、JavaScript、画像などを確認できます。

次の図では、「Networkで読み込み失敗を確認する」で行う操作の流れを示しています。

「Networkで読み込み失敗を確認する」で行う操作の流れを示す図
「Networkで読み込み失敗を確認する」で行う操作の流れ
  1. DevToolsのNetworkパネルを開きます。
  2. index.htmlのCSSパスを一時的にcss/styles.cssへ変更します。
  3. 保存してブラウザを更新します。
  4. Networkでstyles.cssが赤く表示されていることを確認します。
  5. パスをcss/style.cssへ戻し、再度更新します。

見た目が反映されない場合は、CSSの書き方だけでなく、ファイル自体を読み込めているかも確認します。

NetworkのStatusとTypeを確認する

Networkでは、ファイル名だけでなくStatusとTypeを確認します。Statusが200なら取得成功、404なら指定した場所にファイルがありません。Typeがstylesheet、script、imageなど意図した種類になっているかも見ます。

ページを開いた後では記録が不足する場合があります。Networkを開いた状態でページを再読み込みし、最初のHTMLからCSS、JavaScript、画像まで順番に確認してください。

画面幅を変えてレスポンシブ表示を確認する

Device Toolbarを有効にすると、ページの表示幅を数値で変更できます。特定の端末名だけでなく、幅を少しずつ動かして、途中で文字や画像がはみ出さないか確認します。

次の図では、「画面幅を変えてレスポンシブ表示を確認する」で行う操作の流れを示しています。

「画面幅を変えてレスポンシブ表示を確認する」で行う操作の流れを示す図
「画面幅を変えてレスポンシブ表示を確認する」で行う操作の流れ
  • 320px前後でも横スクロールが出ない
  • 文章を拡大しても重ならない
  • ボタンやリンクを押せる大きさがある
  • 画像が縦横比を保って縮小される
  • 表示幅が変わっても読む順番が自然である

原因を切り分ける基本手順

  1. どの操作で、何が期待と違うかを1文で整理する
  2. Elementsで必要なHTMLが存在するか確認する
  3. StylesとComputedでCSSが適用されているか確認する
  4. ConsoleでJavaScriptエラーを確認する
  5. Networkで必要なファイルを取得できているか確認する
  6. 原因を1つ修正し、同じ手順で再確認する

この順番を使うと、勘でコードを書き換える回数を減らせます。STEP 02以降も、表示と動作を確認するときは同じ流れを使います。

次の図では、「原因を切り分ける基本手順」で押さえる違いを左右で比較しています。

「原因を切り分ける基本手順」で押さえる違いを左右で比較した図
「原因を切り分ける基本手順」で押さえる違いの比較

CHECK POINT

完了条件