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WordPressの使い方|初期設定・記事作成・公開後の運営を初心者向けに解説

WordPressの初期設定から記事公開までを表したアイキャッチ画像

WordPressをインストールしたものの、管理画面にメニューが多くて「どこから触ればよいの?」と迷いますよね。

最初は、初期設定→デザイン→必要な機能→固定ページ→記事作成→公開後の更新という順番で進めれば大丈夫です。すべてのメニューを一度に覚える必要はありません。

この記事では、WordPressをインストールした後の使い方を、現在の管理画面を見ながら初心者向けに解説します。記事を公開し、安全に運営を続けるところまで順番に確認しましょう。

WordPress管理画面でできること

WordPressの操作は、通常https://あなたのドメイン/wp-admin/へログインして行います。ログイン後に表示される最初の画面がダッシュボードです。

WordPress管理画面のダッシュボード
ダッシュボードでは更新通知、サイトヘルス、概要などを確認できます。表示項目はテーマやプラグインによって異なります。

左側のメニューから、記事、画像、デザイン、設定などを管理します。まず覚えたい主要メニューは次の5つです。

WordPress管理画面の主要メニューと役割
投稿、固定ページ、メディア、外観、設定の役割を示した図です。
メニュー主な役割操作する場面
投稿ブログ記事を作成・分類する新しい記事を書く、過去記事を直す
固定ページプロフィールや問い合わせなどを作る頻繁に更新しない基本ページを用意する
メディア画像やPDFを管理するアップロード済み画像を探す、説明を直す
外観テーマやサイト全体の見た目を整える色、メニュー、ヘッダーなどを変更する
設定サイト全体の基本ルールを決めるタイトル、URL形式、コメントなどを設定する

「外観」の中身はテーマによって異なります。ブロックテーマでは「エディター」、クラシックテーマでは「カスタマイズ」「メニュー」「ウィジェット」などが表示されることがあります。

最初に行う作業の順番

インストール後は、次の順番で進めると設定のやり直しを減らせます。

  1. サイトタイトル、メール、言語、時刻を確認する
  2. パーマリンクと検索エンジンへの表示を決める
  3. コメントとプライバシーの方針を決める
  4. テーマを選び、スマートフォン表示を確認する
  5. 必要なプラグインだけ追加する
  6. プロフィール、問い合わせ、プライバシーポリシーを作る
  7. カテゴリーを決めて記事を書く
  8. 公開前にプレビューとリンクを確認する
  9. 公開後は更新とバックアップを続ける

まだWordPressをインストールしていない場合は、先に次の記事を参考にしてください。

一般設定でサイトの基本情報を確認する

「設定」→「一般」を開きます。サイト名や管理用メールアドレスなど、運営の土台になる情報を確認する画面です。

WordPress管理画面の一般設定
一般設定ではサイトタイトル、管理用メールアドレス、言語、タイムゾーンなどを確認します。
項目確認する内容注意点
サイトのタイトルサイト名やブログ名長すぎず、内容が伝わる名前にする
キャッチフレーズサイトの短い説明テーマによって表示場所や検索結果への使われ方が異なる
管理者メールアドレス更新や管理通知を受け取るアドレス普段確認できるアドレスにする
サイトの言語管理画面や表示の基準言語日本向けなら通常は日本語
タイムゾーン投稿日時や予約公開の基準日本向けなら通常は東京

WordPressアドレスとサイトアドレスは、意味を理解せず変更しないでください。誤ったURLへ変えると、サイトや管理画面へアクセスできなくなる場合があります。

管理者メールアドレスを変更すると、確認メールが送信される場合があります。入力しただけで終わらせず、変更が反映されたか確認しましょう。

記事を書く前に確認したい設定

表示設定

「設定」→「表示設定」では、トップページに新着記事を表示するか、指定した固定ページを表示するかを選べます。

企業サイトのように決まったトップページを使うなら、先に「ホーム」と「ブログ」用の固定ページを作り、ホームページの表示で指定します。ブログ中心なら「最新の投稿」のままでも構いません。

同じ画面にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」は、公開前後で特に注意します。制作中に有効にしていた場合は、公開時に解除しないと検索結果へ表示されにくくなる原因になります。

パーマリンク設定

パーマリンクは記事ごとのURL形式です。「設定」→「パーマリンク」で、記事内容が分かる短いスラッグを設定しやすい形式を選びます。

記事を公開してから形式を変更すると、以前のURLへアクセスできなくなる場合があります。初期段階で決め、公開後はむやみに変えないことが大切です。

ディスカッション設定

「設定」→「ディスカッション」では、記事へのコメントを受け付けるかを決めます。コメントを使う場合は、承認制、通知先、スパム対策も確認しましょう。

コメント対応が難しい事業サイトなら、最初から受け付けない選択もできます。投稿ごとにコメントの許可を変更できる場合もあります。

プライバシー設定

「設定」→「プライバシー」では、プライバシーポリシーページを指定できます。問い合わせフォーム、アクセス解析、広告、会員登録などで扱う情報に合わせて内容を整えてください。

テーマでデザインを設定する

テーマは、サイト全体の見た目やレイアウトを決める仕組みです。「外観」→「テーマ」から追加・有効化できます。

  • スマートフォンでも文字とボタンが見やすい
  • WordPressの更新へ継続的に対応している
  • キーボード操作や色の見分けやすさに配慮されている
  • 日本語の説明や問い合わせ先を確認できる
  • 必要な機能がテーマだけに依存しすぎていない

テーマを切り替えると、メニュー、ウィジェット、トップページのレイアウトなどが変わることがあります。記事が増えた後に変更する場合は、バックアップとテスト環境を用意しましょう。

ブロックテーマでは「外観」→「エディター」から、ヘッダー、フッター、テンプレートなどを編集できます。クラシックテーマでは「カスタマイズ」「メニュー」「ウィジェット」などを使います。

プラグインで必要な機能だけ追加する

プラグインは、問い合わせフォーム、バックアップ、セキュリティなどの機能を追加する仕組みです。「プラグイン」→「プラグインを追加」から検索できます。

便利そうなものをすべて入れるのではなく、WordPress本体、テーマ、サーバーにない機能だけ追加します。同じ役割のプラグインを複数有効にすると、不具合や設定の重複が起きやすくなります。

用途別の候補と安全な選び方は、次の記事で詳しく確認できます。

投稿で記事を書く

ブログ記事や新着情報は、「投稿」→「新規投稿を追加」から作ります。編集画面では、タイトル、本文、カテゴリー、URL、アイキャッチなどを設定します。

WordPressのブロックエディターで記事を作成する画面
投稿編集画面ではタイトルと本文を入力し、カテゴリー、URL、アイキャッチなどを設定します。

WordPressのブロックエディターでは、文章、見出し、画像、リストなどをブロックという部品として追加します。段落内でEnterキーを押すと次のブロックが作られ、左上や本文横の「+」から種類を選べます。

記事作成の基本手順

  1. 読者が知りたいことと記事の結論を決める
  2. 内容が分かるタイトルを入力する
  3. 見出しを作り、説明する順番を決める
  4. 段落、リスト、画像などのブロックを追加する
  5. カテゴリーと短い英数字のスラッグを設定する
  6. 内容に合うアイキャッチ画像を設定する
  7. プレビューでパソコン・スマートフォン表示を確認する
  8. 公開日時と公開範囲を確認して公開する

文章を長い一段落へ詰め込まず、話題が変わるところで段落を分けます。見出しだけを装飾目的で使わず、記事の階層が分かる順番にしましょう。

カテゴリーとタグの違い

項目役割
カテゴリー記事を大きなテーマで分類するWordPress、HTML・CSS
タグカテゴリーを越えた細かな特徴を示す初心者、エラー対処

最初から似たカテゴリーを大量に作らず、読者が記事を探しやすい数に絞ります。タグも使わないなら無理に設定する必要はありません。

固定ページを作る

「固定ページ」は、プロフィール、会社情報、問い合わせ、プライバシーポリシーなど、時系列で流さず独立して置くページに使います。

比較投稿固定ページ
主な用途ブログ記事、新着情報会社情報、問い合わせなど
時系列新しい順に並ぶことが多い通常は時系列で並ばない
カテゴリー利用できる通常は利用しない
作成方法ブロックエディターブロックエディター

固定ページを作っただけでは、サイトのメニューへ自動表示されないテーマもあります。公開後に「外観」のメニューやナビゲーションを開き、読者が移動できる場所へ追加してください。

メディアで画像を管理する

「メディア」→「ライブラリ」では、アップロード済みの画像やPDFを確認できます。記事編集中に画像ブロックからアップロードしたファイルも、同じライブラリへ登録されます。

  • 必要以上に大きな画像は、表示サイズに合わせて縮小する
  • 画像形式と圧縮を見直し、ファイル容量を抑える
  • 内容を説明する代替テキストを設定する
  • 著作権と素材の利用条件を確認する
  • 同じ画像を名前違いで何度も登録しない

代替テキストは、画像が表示されないときや支援技術を利用する読者へ内容を伝えます。装飾だけの画像に長い説明を付ける必要はありません。

ユーザーと権限を管理する

複数人で運営する場合は、「ユーザー」から一人ずつアカウントを作ります。管理者アカウントを共有せず、作業に必要な権限だけ割り当てましょう。

権限グループできることの目安使う場面
管理者設定、テーマ、プラグイン、ユーザーを含むサイト管理サイト全体を管理する担当者
編集者自分と他の人の記事を公開・編集記事全体を管理する編集担当
投稿者自分の記事を作成・公開自分で公開まで行う執筆者
寄稿者自分の記事を作成し、公開は管理者などが行う確認後に公開する執筆者

推測されやすいユーザー名とパスワードを避け、可能なら二要素認証を使います。退職・契約終了などで不要になったアカウントは、記事の引き継ぎを確認して削除してください。

記事を公開する前のチェック

  • タイトルと冒頭で記事の内容が分かる
  • 見出しの順番に飛躍がない
  • 誤字や同じ説明の繰り返しがない
  • リンク先が存在し、目的のページへつながる
  • 画像が表示され、必要な代替テキストがある
  • カテゴリー、スラッグ、アイキャッチを設定した
  • 表や画像がスマートフォンからはみ出していない
  • 引用元や画像の利用条件を確認した
  • 公開日時と公開範囲が正しい

プレビューだけでなく、公開後にログアウトしたブラウザでもページを開きます。管理者としてログインしているときだけ見える状態になっていないか、フォームやリンクも含めて確認しましょう。

公開後に行う更新とバックアップ

WordPressは公開して終わりではありません。本体、テーマ、プラグインの更新通知を確認し、情報の修正とバックアップを続けます。

  • 更新前に復元できるバックアップを取る
  • 可能ならテスト環境で更新する
  • 一度に多くを変更せず、一つずつ更新する
  • 更新後にトップ、記事、フォームなどを確認する
  • 使わないテーマやプラグインを削除する
  • 「ツール」→「サイトヘルス」で改善項目を確認する

サーバーに自動バックアップがある場合も、保存期間と復元方法を確認します。バックアップが作られていても、戻し方が分からなければ緊急時に使えません。

日常的なWordPress運営の流れ

初期設定が終わった後は、次の流れを繰り返します。

  1. 読者の疑問やサイトのお知らせを整理する
  2. 記事を書き、画像とリンクを追加する
  3. プレビューと公開設定を確認する
  4. 公開後のページを確認する
  5. 古い記事やリンクを定期的に更新する
  6. バックアップとソフトウェア更新を行う
  7. アクセスや問い合わせを改善の材料にする

サイトのデザインを毎回変えるより、読者に必要な内容を増やし、古くなった情報を直す作業が中心になります。

WordPressでよくある困りごと

変更が表示されない

保存・更新ボタンを押したか確認し、ブラウザやキャッシュ機能のキャッシュを削除します。ログイン中とログアウト状態で表示が異なる場合もあるため、別ブラウザでも確認してください。

メニューの場所が説明と違う

テーマ、プラグイン、ユーザー権限によって管理画面の項目が変わります。ブロックテーマではサイトエディター、クラシックテーマではカスタマイザーを使うなど、編集方法も異なります。

更新後に画面が崩れた

直前に更新したテーマやプラグインを記録し、キャッシュを削除します。テスト環境で一つずつ停止して原因を切り分け、解決しなければバックアップから戻します。

管理画面へログインできない

ログインURL、ユーザー名、パスワードを確認し、パスワード再設定を試します。メールが届かない、エラーが表示される場合は、サーバー会社の管理画面やサポートも確認してください。

WordPressの使い方についてよくある質問

WordPressはプログラミングなしでも使えますか?

記事作成、画像追加、基本設定、テーマ変更などは管理画面から操作できます。HTMLやCSSを知ると、細かな表示調整や不具合の切り分けに役立ちますが、最初から必須ではありません。

投稿と固定ページはどちらを使えばよいですか?

ブログ記事や新着情報は投稿、会社情報や問い合わせなど時系列で並べない基本ページは固定ページが向いています。どちらもブロックエディターで作成できます。

スマートフォンだけでも更新できますか?

短い修正や下書きはできますが、初期設定、画像編集、バックアップ、パソコン表示の確認にはパソコンがあると安心です。公開前は複数の画面幅で確認しましょう。

設定を変える前に何をすればよいですか?

現在の設定を記録し、復元できるバックアップを取ります。影響が大きい変更はテスト環境で試し、一度に一つずつ反映してください。

まとめ

WordPressの使い方は、管理画面のすべてを覚えるより、必要な順番で操作する方が身につきます。

まず一般設定、表示設定、パーマリンクを確認し、テーマと必要なプラグインを整えます。その後、固定ページと記事を作り、公開前にパソコン・スマートフォンで表示を確認してください。

公開後は記事の更新、バックアップ、WordPress本体・テーマ・プラグインの更新を続けることが、安全で分かりやすいサイト運営につながります。