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WordPressのテンプレートとは?テーマとの違い・選び方・使い方を解説

WordPressのテーマとの違いとテンプレートの使い方を表したアイキャッチ画像

WordPressでサイトを作ろうとすると、「テンプレート」と「テーマ」という言葉が出てきて、どちらを選べばよいのか迷いますよね。

WordPressでは、サイト全体のデザイン一式を「テーマ」、投稿ページや一覧ページなど、ページごとのレイアウトを「テンプレート」と呼びます。一般に「WordPressのテンプレートを探す」という場合は、テーマを探していることが多いです。

この記事では、テーマ・テンプレート・パターンの違い、テーマの選び方と導入手順、テンプレートの編集方法、変更時の注意点を初心者向けに解説します。

WordPressのテーマとテンプレートの違い

テーマとテンプレートは似た場面で使われますが、WordPressでは役割が異なります。

WordPressのテーマとテンプレートの関係を示した図
テーマはサイト全体を管理し、テンプレートはページごとの型を決めます。
用語役割具体例
テーマサイト全体の見た目と表示方法をまとめる色、文字、ヘッダー、フッター、各テンプレート
テンプレートページの種類ごとのレイアウトを決めるトップページ、投稿、固定ページ、一覧、404ページ
テンプレートパーツ複数のテンプレートで共有する部分を管理するヘッダー、フッター、サイドバー
パターンページ内で再利用できるブロックの組み合わせ料金表、CTA、プロフィール、FAQ

たとえば、テーマを着せ替えると、サイト全体の色や文字、ヘッダー、記事一覧の見た目が変わります。テンプレートを変更すると、そのテンプレートを使うページの並び方が変わります。

WordPress公式のテーマ開発資料でも、テーマはサイトのデザインを表し、色・文字・レイアウトを制御するものと説明されています。詳しい定義はWhat Is a Theme?で確認できます。

テーマにはブロックテーマとクラシックテーマがある

現在のWordPressテーマは、大きく「ブロックテーマ」と「クラシックテーマ」に分けられます。テーマを選ぶ前に違いを知っておくと、導入後の編集画面で迷いにくくなります。

ブロックテーマ

ブロックテーマは、記事本文だけでなく、ヘッダーやフッター、投稿一覧などもブロックで編集できるテーマです。管理画面の「外観」→「エディター」からサイトエディターを開きます。

  • テンプレートをブロックで編集できる
  • サイト全体の色や文字を「スタイル」でまとめて調整できる
  • テンプレートパーツやパターンを画面上で組み合わせられる

コードを直接編集せずにレイアウトを調整したい人に向いています。ただし、利用中のテーマが用意している機能やデザインによって、変更できる範囲は異なります。

クラシックテーマ

クラシックテーマは、PHPのテンプレートファイルを中心にページを表示します。設定画面は、テーマ独自の管理画面や「外観」→「カスタマイズ」を使う構成が一般的です。

  • 長く使われているテーマや情報量の多いテーマがある
  • テーマ独自の設定画面を備えている場合がある
  • 細かなテンプレート変更にはPHP、HTML、CSSの知識が必要になる

ブロックテーマが必ず優れている、クラシックテーマが必ず古いという意味ではありません。目的、必要な機能、運営者が使いやすい編集方法で選びましょう。

WordPressテーマの選び方

見た目だけで決めると、記事を増やしたあとに「必要な場所を変更できない」「別のテーマへ移れない」と困ることがあります。次の項目を順番に確認してください。

サイトの目的と必要なページを決める

ブログ、企業サイト、店舗、ポートフォリオでは、必要なテンプレートが異なります。先に必要なページを書き出すと、デモの印象だけで選ばずに済みます。

  • トップページに記事一覧とサービス紹介のどちらを置くか
  • 投稿ページに目次、著者情報、関連記事が必要か
  • 固定ページを1カラムと2カラムで使い分けるか
  • 商品、制作実績、店舗など独自の一覧が必要か

更新状況と対応環境を確認する

WordPress本体やPHPが更新されても、テーマが長期間更新されていないと不具合や安全性の問題につながります。

  • 更新が継続しているか
  • 対応するWordPress・PHPの条件が明記されているか
  • 変更履歴やサポート情報を確認できるか
  • 利用したいプラグインとの互換性が案内されているか

無料テーマを探すときは、管理画面やWordPress.org公式テーマディレクトリから確認すると、配布元を間違えにくくなります。

スマートフォン表示と操作性を試す

レスポンシブ対応とは、画面幅に合わせてレイアウトを調整する仕組みです。テーマのデモをパソコンだけでなくスマートフォンでも開き、次の点を確認します。

  • 文字が小さすぎず読みやすい
  • メニューやボタンを押しやすい
  • 表や画像が画面からはみ出さない
  • キーボード操作や見出し構造に配慮されている

テーマに機能を詰め込みすぎない

お問い合わせ、予約、商品管理など、サイト運営に欠かせない機能は、テーマよりプラグインへ分けるほうが変更に強くなります。

テーマ独自のショートコードや投稿機能へ依存すると、別のテーマへ変更したときに内容が表示されなくなる場合があります。「デザインはテーマ、機能はプラグイン」を基本に考えましょう。

無料テーマと有料テーマを費用だけで比べない

比較項目無料テーマ有料テーマ
初期費用抑えやすい購入費や更新費がかかる場合がある
機能必要最低限から多機能まで幅がある用途向けの機能やデザインを備える場合がある
サポートフォーラムや文書が中心購入者向けサポートがある場合がある
注意点配布元と更新状況を確認する利用サイト数、更新期間、返金条件を確認する

有料だから必ず速い、無料だから機能が少ないとは限りません。必要な設定が無理なくでき、継続して更新されるテーマを選ぶことが大切です。

管理画面からテーマを追加する方法

テーマを変更すると公開中のサイトへすぐ反映されます。記事や画像がある場合は、バックアップを取り、できればローカル環境やステージング環境で先に試してください。

公式ディレクトリから検索して追加する

  1. WordPress管理画面の「外観」→「テーマ」を開きます。
  2. 「新しいテーマを追加」または「新規追加」を押します。
  3. 名前や特徴でテーマを検索し、「プレビュー」で表示を確認します。
  4. 使うテーマの「インストール」を押します。
  5. インストール後に「有効化」を押します。

次の画像では「テーマ」画面上部の「新規追加」と、テーマ一覧の追加ボタンを確認できます。管理画面の表示は、WordPressの状態やテーマによって多少異なります。

WordPressのテーマ画面にある新規追加ボタン
「外観」→「テーマ」から、新しいテーマの追加画面へ進みます。

インストールしただけでは、公開サイトのテーマは変わりません。「有効化」を押した時点で、選んだテーマが公開サイトへ適用されます。

WordPressでインストール済みテーマを有効化する画面
適用前にプレビューし、問題がなければ「有効化」を押します。

ZIPファイルをアップロードして追加する

購入したテーマや配布元から取得したテーマは、「新しいテーマを追加」画面の「テーマのアップロード」からZIPファイルを選びます。

  1. 信頼できる配布元からテーマのZIPファイルを入手します。
  2. 「外観」→「テーマ」→「新しいテーマを追加」を開きます。
  3. 「テーマのアップロード」でZIPファイルを選びます。
  4. 「今すぐインストール」を押し、完了後にプレビューします。
  5. 表示に問題がなければ有効化します。

配布ファイルの中に説明書や子テーマがまとめられている場合、購入したZIP全体をそのままアップロードするとエラーになります。配布元の手順を読み、「インストール用」と案内されたZIPを選んでください。

テンプレートを編集する方法

ブロックテーマはサイトエディターで編集する

  1. 「外観」→「エディター」を開きます。
  2. 「デザイン」または「テンプレート」を選びます。
  3. 投稿、固定ページ、アーカイブなど、変更するテンプレートを開きます。
  4. ブロックを追加・移動し、パソコンとスマートフォンの見え方を確認します。
  5. 保存内容を確認して反映します。

テンプレートを編集すると、そのテンプレートを使う複数のページへ反映されます。記事本文だけを変えたいときに、誤ってテンプレートを編集しないよう注意してください。

ブロックテーマのテンプレート編集は、WordPress公式のTemplate Editorでも説明されています。

クラシックテーマのファイルは直接変更しない

クラシックテーマのテンプレートは、single.phppage.phpなどのPHPファイルで構成されます。

親テーマのファイルを直接編集すると、テーマ更新時に変更が上書きされます。コードを変更する場合は子テーマを作り、必要なテンプレートだけを子テーマ側へ置いてください。

テーマを自作する流れは、次の記事で詳しく解説しています。

テーマを変更する前後の確認項目

テーマを変えても投稿や固定ページはデータベースに残ります。しかし、以前のテーマに依存する設定や装飾は引き継がれないことがあります。

  • ファイルとデータベースをバックアップしたか
  • トップページ、投稿、固定ページ、カテゴリー一覧、404ページを確認したか
  • メニューとウィジェットの位置が変わっていないか
  • テーマ独自のショートコードが本文に残っていないか
  • アイキャッチ画像やロゴのサイズが合っているか
  • お問い合わせフォーム、検索、パンくず、SNS共有が動くか
  • パソコン・スマートフォンで横にはみ出していないか

公開中のサイトでは、アクセスの少ない時間に変更し、元のテーマへ戻せる状態を残しておきましょう。

WordPressのテンプレートでよくある質問

テーマを変えると記事は消えますか?

通常、投稿や固定ページ、メディアは消えません。ただし、テーマ独自のブロック、ショートコード、ウィジェット、カスタマイズ設定は表示が変わることがあります。必ずバックアップと事前確認を行ってください。

テーマは複数同時に使えますか?

インストールは複数できますが、通常のサイトで有効にできるテーマは1つです。子テーマを使う場合は、子テーマを有効化し、親テーマはインストールした状態にします。

デザインを変えるたびに別テーマが必要ですか?

色、文字、余白、ヘッダーなど、利用中のテーマが設定画面で対応していれば、同じテーマのまま変更できます。ページごとにレイアウトを変えたい場合は、テーマ内の別テンプレートやパターンを使います。

テンプレート階層とは何ですか?

表示するページの種類に応じて、WordPressがどのテンプレートを優先して使うかを決める仕組みです。テーマを利用するだけなら名前を暗記する必要はありませんが、テーマ制作では重要な知識になります。

まとめ

WordPressのテーマはサイト全体のデザイン一式で、テンプレートは投稿や固定ページなど、ページの種類ごとの型です。まずは、ブロックテーマとクラシックテーマのどちらが運営方法に合うかを確認しましょう。

テーマを選ぶときは、見た目だけでなく、更新状況、必要なテンプレート、スマートフォン表示、サポート、機能への依存を確認します。変更前にバックアップを取り、プレビューと実機表示を確認してから有効化してください。