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Swiftの未来について考える『Progateで終了』

Swiftの未来について考える『Progateで終了』

2019/9/25にProgateから「Swiftのコース受講を10/31に終了する」という下記のメールが届きました。

いつもProgateをご利用いただき、誠にありがとうございます。 2019年10月31日をもって「Swift」コースの提供を終了することになりましたのでお知らせいたします。

Swiftはとてもシェアの大きいプログラミング言語です。

そんなSwiftですが、なぜ今回コースの終了に至ってしまったのでしょうか。

Swiftとは?

Swiftとは、Apple社が2014年に開発したプログラミング言語です。執筆現在が2019年なので、まだ発表から5年しか経っていないので新しい言語ですね。

Apple社が開発した事もあって、 iPhoneやiPad、もしくはMacパソコン向けのアプリを開発することができます。 要は MacOSとiOS に対応している、という事です。

よって、Swiftを扱っている会社や勉強しているというのは、iPhoneアプリを制作したい。そういう方が非常に多いものだと思われます。

Swiftコースが提供終了になった理由

こちらは公式から発表がされていました。

・レッスン内の言語・ツールのバージョン違い
​​「Swiftコース」で利用しているSwiftおよびXcodeは、実際の開発現場で主に使われているバージョンより古くなっております。
​​それにより、ユーザーの皆さまに混乱を与えてしまう側面がありました。
・Web系のレッスン制作に注力
現在社内ではWebアプリケーション開発に関する多くのレッスンを制作中です。
​​そしてこの度、Swiftコースの改修および強化より、これらWeb系のレッスン制作に注力する判断をいたしました。
​​ ​​大変申し訳ございませんが、上記2点を理由に、この度「Swiftコース」を公開終了させていただくことになりました。

https://prog-8.com/blogs/closing-swift-lesson

この様な運びで中止になった様です。

Swiftを学んでいる方からしたら、とても残念な出来事だったと思いますが、バージョンの違いから発生するエラーや、そこで身につけた知識の現場で通用しない問題があるとすれば、致し方ないのかなという気がします。

かつて日本にはiPhoneが沢山あった

さて、iPhoneは日本という国の中で、とても大きなシェア率を誇っていました。

2017年だと約70%の日本人スマホユーザーがiPhoneユーザーだと統計も出ています。

Andoroidを作成している会社は多数あるなかで、iOSを作成している会社はAppleだけですが、驚愕的な勢いで浸透して行った過去があったのですね。

経済大国である日本では、大手三大キャリアの促進販売もかねて大量に流通したという事ですね。

2018年 Andoroidにシェア率を奪われる

しかし、2018年になって変化が現れます。

約70%のシェア率が40%台へと低下してしまい、Andoroidにシェア率を奪われてしまったのです。

ここでシェア率が下がってしまった要因ですが、基本的にiPhoneの価格が高くなってきて、日本人にとって高級品になってしまったのかなと思います。

様々な要因はあるでしょうが、Andoroidの価格が下がっていくのに対してiPhoneは高騰する一方でしたから、そういった影響もあると思います。

しかし、そうは言ってもシェア率40%台であるiPhoneユーザーの市場はかなり巨大です。

クロスプラットフォーム開発でAndoroidもiOSも作れる時代へ

クロスプラットフォーム開発とは名前の通り、プラットフォーム間の互換性があることを示しています。要は1つの言語でAndoroidとIOS、どっちのアプリも作れるという事です。

様々な言語がありますが、有名なのはこちらにまとめました。

  • Flutter
  • Xamarin
  • React Native

名前くらいは聞いた事があるという方は多いと思います。

Swift言語がProgateから提供中止になってしまいましたが、他にも魅力的なプログラミング言語は沢山あり、しかもクロスプラットフォーム開発ができて注目の言語になります。

これを機会に、上記のプログラミング言語を学んでみても良いかもしれませんね。

Swiftの需要はまだまだある

しかし、そうは言ってもSwiftの需要は現段階では低いとは言えません。

というのも、2014年に生まれた言語なので基本的にエキスパートが足りてない問題があります。

さらに、Swiftで開発されたアプリについてはFlutterやXamarinを利用出来ないので、運用保守や改修についてはSwiftで行う必要があります。

Swift言語の全体的な需要は低くなってしまったが、レベルの高い開発が出来る人が求められるようになったと言えます。

まとめ

Swiftは新しい言語でありながら、その成長も凄まじいとされています。

アップデートが激しく、以前書いていたコードが動かないという事もしばしば聞きます。それくらい変化の激しいプログラミング言語という事で、Progateのコースから外れてしまったのかもしれませんね。

iOSアプリを制作したい方にとってSwiftは王道ですが、クロスプラットフォーム開発が出来るプログラミング言語も需要はかなり高くなってきている様ですので、そちらを選択してみるのも良いかもしれません。