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【CSS】background-colorとは?【使用されるときの例も解説】

【CSS】background-colorとは?【使用されるときの例も解説】

HTMLとCSSを学習していて、「background-color」という文字を目にしたことはありませんか?

この記事では、background-colorの詳細と、実際の使い方を解説していきます。

まずは、background-colorの意味についてみていきましょう。

background-colorとは?

結論からいうと、「background-color」は、「要素の背景に色をつけるCSSのプロパティ」となります。

backgroundは「背景」、colorは「色」という意味です。

つまり、background-colorは「背景色」という意味になります。

次に、コードの書き方をみてきましょう。

background-colorの基本的な書き方

background-color を使うときのコードの書き方について説明していきます。

書くときのCSSコードの型は以下のようになります。

classやid {
  background-color: 色の指定;
}

次に、色の指定の方法を3種類紹介します。

色の名称をそのまま書く

まずは、色の名前をそのまま書く方法です。

例えば、コードは以下のように書きます。

<div class="color"></div>
.color {
  background-color: red;
  width: 50px; /*幅*/
  height: 50px; /*高さ*/
}

出力すると下のようになります。

色の名前を書くだけなので、最もシンプルな書き方であるといえます。

カラーコードを書く

次に、カラーコードを書く方法です。

先ほど色の名前を書いたところに、カラーコードを書きます。

例えばコードはこのようになります。

<div class="color"></div>
.color {
  background-color: #3366cc;
  width: 50px; /*幅*/
  height: 50px; /*高さ*/
}

このコードだと以下のような色が出力されます。

カラーコードを書くときは「#(ハッシュ)+カラーコード」と表記します。

カラーコードは0〜1の数字とa〜fのアルファベットを用いた、6ケタのコードとなっています。

カラーコードの1〜2ケタ目が「赤」、3〜4ケタ目が「緑」、5〜6ケタ目が「青」を表しています。

この赤、緑、青のそれぞれの強さで色を決めます。

ただし、色の三原色ではなく、光の三原色の法則に基づいているので注意してください(例えば、赤、緑、青を混ぜると白くなります)。

0からfに進むにつれてその色が強くなっていきます。

例えば「赤」だと「#ff0000」、「白」だと「#ffffff」となります。

RGB値を指定する

RGB値で色を決めることもあります。

RGB値は、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の3色の数値を統合した値です。

先ほど紹介したカラーコードでも赤、緑、青が出てきました。

赤、青、緑を混ぜて色をつくるのはRGB値でも同じなので、RGB値とカラーコードは相互に変換することができます。

R、G、Bのそれぞれに0〜255の数値を入れて色を指定します。

rgb(赤の数値, 緑の数値, 青の数値)で指定します。

Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)のそれぞれの数値を変えることで色が変わります。

実際に表示させてみましょう。

<div class="color"></div>
.color {
  background-color: #3366cc;
  width: 50px; /*幅*/
  height: 50px; /*高さ*/
}

このコードを出力すると下のような色になります。

RGBすべてを0にすると「黒」、すべて255にすると「白」になります。

これもカラーコードと同様、光の3原色の法則に基づいています。

また、RGBにA(Alpha)を加えたRGBA値を使うこともあります。

Aは、色の不透明度を決めます。

数値は0~1までを使い、0に近づくほど色が透明になっていき、1に近づくほど透明度がなくなっていきます(0.5だと透明度が50%になります)。

先ほどRGBのときに例に示した色の透明度を、下のように調節します。

background-color: rgba(73, 219, 53, 0.3);

このコードを出力すると以下のようになります。

A(Alpha)を0.3にしたので、色が透明になっているのがわかります。

background-colorを実際に使うときの例

文字を書くブロックをつくる

文字を書くブロック(セクション)をつくるために、background-colorが使われることがあります。

下の例を見てください。

文のかたまりごとに背景色をつけています。

コードは以下のようになります。

<div class="color">
  <p>
    ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。
  </p>
</div>
<div class="color">
  <p>
    ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。
  </p>
</div>
<div class="color">
  <p>
    ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。ここにテキストが入ります。
  </p>
</div>

CSS

.color {
  background-color: skyblue;
  width: 350px; /*幅*/
  height: 100px; /*高さ*/
  margin-bottom: 20px; /*余白*/
  padding: 50px; /*要素内の余白*/
}

また、画面の横幅いっぱいにすることもあります。

例えば、こんな風にデザインします。

要素を横幅いっぱいに表示したいときは、width(幅)を100%に指定します。

横幅いっぱいに表示することで、PC画面においてデザインにメリハリをつけたり、内容を強調することができます。

ボタンをつくる

ボタンの色を指定するときにもbackground-colorを使用します。

例えば下のボタンを見てください。

このボタンを表示するコードは以下のようになります。

<div class="btn"><p id="btn-p">ボタン<p></div>
.btn {
  width: 100px; /*幅*/
  height: 50px; /*高さ*/
  text-align: center; /*子要素の中央寄せ*/
  background-color: skyblue;
  border-radius: 5%; /*ボタンの角に丸みをつける*/
}
#btn-p {
  padding-top: 10px; /*要素内の余白*/
}

background-colorがskyblueに指定され、ボタンの色に反映されているのがわかります。

また、ボタンタグでボタンをつくるときは、デフォルトだとデザインが味気ないので、ぜひ色を変えてみてください。

まとめ

以上がbackground-colorの説明になります。

background-colorについての理解が深まったのではないでしょうか。

background-colorの色の指定方法をマスターし、実際にWebページをつくってみてください。