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初心者がCSSを難しいと感じる理由と乗り切るための考え方を解説

初心者がCSSを難しいと感じる理由と乗り切るための考え方を解説

「CSSのコードが思ったようにせず、変なレイアウトになる。」

多くの人が経験していることだと思います。コードを書き換えたり、HTMLをいじってみても中々解決にたどり着けないこともあります。結果としてCSSが難しいと思って、モチベーションを落しかねません。

本記事では初心者がCSSを難しいと思う理由よ乗り切るための考え方を解説します。CSSは感覚的な理解するとコードを自由に操って思い通りにレイアウトを作れます。本記事を理解への一助としてください。

CSSが難しいと思うポイント

レイアウトが思い通りにならない

CSSが難しいと感じる一番のポイントはレイアウトが思い通りにならない点です。ブラウザによって表示が変わったり、設定したはずのない余白やレイアウトができたりします。コードを試しても、表示が変わらないことも多いです。

要素と要素を近づけたいのに設定していないはずの余白がある、文字を中央寄せしたはずが全く動かないという経験があると思います。CSSのプロパティの特性やブラウザによる特徴を知らなければ解決できません。

多くの入門本やオンライン学習サービスでは説明が抜けています。Googleで検索すれば解決しますが、いまいちスッキリする答えはほとんどありません。最終的に何が悪かったのかがよくわからないため、難しいと感じると思います。

コードが反映されない

書いたコードが反映されず、そのまま表示されていることも難しいと感じるポイントです。原因はコードの順やブロック要素とインライン要素の差などいろいろあります。単純にスペルミスかもしれません。

コードが反映されない原因は高確率で単純なミスです。単純なため、気づきにくいことが多々あります。そのため、長時間コードとにらめっこしながら、悩んでいる内に難しいと感じます。

コードが反映されないことは自分の間違いやすいポイントやプロパティの内容をしっかり学ぶことでほとんど解決ができます。コードが反映されなかったら、コードから目を離してから見直すことをおすすめします。

プロパティが分からない

自分の思い描いたレイアウトや機能をWebサイトに入れるために、どんなプロパティを使えばいいかが分からない、もしくは知らないこともあります。CSSのプロパティはたくさんあり、その全てを覚えることはできません。

また、プロパティの組み合わせで実現することもたくさんあります。例えば、ボタンをクリックしたときにボタンが押されるような動作は複数のプロパティ作られます。知っていないと作れない機能があるため、難しいと感じる人もいると思います。

「CSSが難しい」を乗り切る方法

ブロック要素とインライン要素を確認する

CSSが上手く動作しないときはブロック要素とインライン要素を上手く理解していない場合が多いです。例えば、文字を画面の中央にしたいときにmargin:0 auto;とtext-align:center;を理解していなければいけません。

margin:0 auto;はブロックを左右の余白を同じ幅にするのに対し、text-alignはブロック内のテキストをブロックの中央に寄せる役割を持ちます。つまり、インライン要素に対して、設定しても効果がありません。

このように、ブロック要素かインライン要素はCSSを思い通りに反映させる上でとても大切です。セレクタがブロック要素かインライン要素かを確認することを癖づけることで思い通りにレイアウトを作れます。

レイアウトは四角で考える

レイアウト崩れをできるだけなくすためには要素を四角で並べるイメージをすることをおすすめします。余白の部分も含めた四角で考えることでコードをどのように書けばいいかをイメージしやすくなります。

また、positionプロパティを使うためには、要素の四角を意識することが必要です。なぜなら、起点の位置は要素の左上が基準となるからです。

コードを書く前にページのコンテンツを要素に分けて、四角だけを並べておくことでコードの書き方が簡単になります。デザインカンプを作るより前に、手書きでブロックの並べ方を決めることををおすすめします。

デベロッパーツールを使う

コードが上手く反映されないときは「デベロッパーツール」を使うことをおすすめします。ディベロッパーツールは反映されていないコードや要素の余白と幅、高さが分かります。また、どの要素がページ上のどこにあるかが視覚的に分かります。

デベロッパーツールはChromeでは右上の設定ボタンから「その他のツール」⇒「デベロッパーツール」で開きます。ショートカットとして「Ctrl」+「shift」+「i」で見れます。コーディングに詰まったらぜひ、一度確認してください。

他のサイトを参考にする

うまくいかないときは他のサイトのコードも参考にすれば、解決できることがあります。参考にしたいサイトでデベロッパーツールを使えば、コードの詳細が確認できます。考えている機能やレイアウトと同じようなものを見つけたら参考にしてみてください。

まとめ

CSSはコードで簡単にレイアウトを変えられます。しかし、要素がたくさんになるとコードの絡みや単純なミスによって思い通りにならないことが必ずあります。そんな時は一度、画面から離れて冷静になれば解決は簡単です。

CSSが上手くいかない原因の多くは単純なスペルミスや他の要素のコードが反映されていることです。決して諦めずにコードを確認すれば、思い通りになります。また、多くのサイトからコードの書き方を学ぶこともおすすめです。