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WordPressで困った時。サポートは受けられる?

WordPressで困った時。サポートは受けられる?

WordPressに限った話ではありませんが、Webサイトを作って運営していると、何らかのトラブルで困ってしまうこともあるでしょう。

そのような時に、WordPressの場合「サポートセンター」「お客さま相談窓口」などといった形でサポートは受けられるのでしょうか?

WordPressのサポート窓口

結論から言うと、WordPressには「サポート窓口」と言うものは存在していませんので、基本的にはWordPressを使う場合は「問題が起きても自分で調べて解決する」というのが求められます。

ただし、「WordPress.com」と言うサービスを利用して、有料のプランを契約している場合は、メールでのサポートを無制限で受けることが出来ます。

サイトの運営にある程度予算がつけられて、インストールや設定という手間を省きたい場合や、サポートを受けて安心して使いたい場合など、とにかく「コンテンツの投稿」に集中したい場合は、「WordPress.com」を利用するのも一つの手です。
*「WordPress.com」は、WordPress専用のレンタルサーバーを借りるようなイメージです。

WordPressのサポートサイト

WordPressを使う場合は「問題が起きても自分で調べて解決する」というのが基本にはなりますが、WordPressの公式サイトには、きちんと「サポートサイト」というものが用意されています。

https://ja.wordpress.org/support/

こちらのサイトでは、WordPressをインストールする際に求められる要件や、インストールの手順、記事の投稿方法などの基本的な使用方法、管理画面の使い方、トラブルシューティングなどのドキュメントがしっかりと準備されているため、このサイトを使ってWordPressの詳細な使用方法を確認することが出来るようになっています。

また、上記のページからもリンクされていますが、「サポートフォーラム」というQ&Aページも用意されています。

https://ja.wordpress.org/support/forums/

キーワード検索も使用できるので、目の当たりにしているトラブルについて、すでに「サポートフォーラム」でやり取りされている情報の場合もありますし、新たに質問をして先人からのアドバイスを受けることも出来ます。

ただし、あくまでも「有志による回答」なので、必ず回答が返ってくる保証はありませんので、その点は注意してください。

WordPressの開発者向けのサポートサイト

先述のサポートサイトは、どちらかというと「サイトの運営者」向けのサイトなので、記事の投稿やプラグインの導入などの管理画面で完結するような操作についてのトピックが中心です。

ならば、プラグインやテーマを自分で開発したい場合のサポートサイトはないのか?というと、そういうことはありません。

例えば、「サポートフォーラム」であれば、「テーマ」や「プラグイン」といったカテゴリも用意されていますので、そちらで調べたり質問したりすることも出来ます。

ただ、プラグインやテーマを自分で開発したい場合に出てくる疑問点というのは、具体的なプログラムの記述方法だったりするので、そういった場合には「サポートフォーラム」では充分な情報が出てこない場合が多いでしょう。
しかし、そのような場合でも英語版の開発者向けサイトであれば、「リファレンス」というものが用意されていますので、そちらで疑問点を調べることが出来ます。

https://developer.wordpress.org/

また、英語だと分かりにくい…という場合は、「WordPress Codex 日本語版」というものがあるので、そちらを参照すると良いでしょう。

4.その他のWordPress関連のサイト

WordPressは世界中で広く使用されていることもあり、有志による関連情報のサイトも多数存在します。
WordPress全般を幅広く取り扱っているサイトや、特定のテーマ・プラグインに特化したサイト、ピンポイントで具体的なテクニックを紹介しているサイトなど、幅広く存在しています。

サイトが多い分、必要な情報にたどり着けるかどうかは、検索キーワードをうまく組み合わせるなどの工夫も必要ですが、よほど特殊なトラブルでなければ、情報が全く出てこなくて困ることはあまり無いでしょう。

また、プラグインやテーマを利用している際のトラブル、疑問点であれば、Webサイトで詳細な情報を提供してくれている作者の方もいますし、利用実績の多いテーマ・プラグインであれば、作者のWebサイト以外でも情報は見つかりやすいでしょう。

まとめ

WordPressは無料で利用できるシステムということもあり、有料のシステムのような「サポート窓口」は利用できず、疑問点やトラブルに際しても、自分で調べて解決する力が求められます。

もし、Webサイトのコンテンツに全集中したいということであれば「WordPress.com」を使うなり、プロにお願いするなりすれば良いでしょう。

ただ、エンジニアというところを目指すのであれば、「自分で調べて解決する力」は必須の能力となります。
幸い、WordPressの場合は非常に幅広く情報が得られるので、「自分で調べて解決する力」を磨くためにも良い題材になるかと思います。

そこで得られた「自分で調べて解決する力」というのは、WordPress以外でも活かせる能力となりますので、最初はスムーズに目当ての情報にたどり着かないかもしれませんが、すぐに諦めずに粘り強くチャレンジしてみてください。