初心者編|無料コーディング教材|HTML・CSS・jQueryを実践で学ぶ

jQuery標準デザイン講座は初心者向け?内容・学び方・注意点を解説

jQuery標準デザイン講座の内容、学び方、注意点を表すアイキャッチ

『jQuery標準デザイン講座』が気になっていても、「古い本だけれど今から読んで大丈夫?」「初心者でも最後まで進められる?」と迷いますよね。

この本は、HTMLとCSSを学んだあと、jQueryでWebページに動きを付けたい人に向いた実習型の入門書です。一方で刊行から時間が経っているため、現在のjQueryやJavaScriptの情報を別途確認しながら使う必要があります。

この記事では、公式の書誌情報をもとに、学べる内容、向いている人、学習時の注意点、30レッスンを無理なく進める方法を整理します。

『jQuery標準デザイン講座』の基本情報

書名jQuery標準デザイン講座
著者神田 幸恵
出版社翔泳社
発売日2015年12月15日
ページ数304ページ
ISBN9784798136226
構成全30レッスン

出版社の『jQuery標準デザイン講座』公式ページでは、HTMLとCSSの知識はあるものの、JavaScriptやjQueryに触れたことがない初心者を対象としています。

各レッスンは考え方を説明する「講義」と、コードを書いて作る「実習」の組み合わせです。基礎知識と基本文法から始め、Webサイトでよく使うメニューやUIパーツへ進みます。

結論:制作例からjQueryを学びたい初心者に向く

この本の良さは、メソッドの一覧を読むだけでなく、実際のUIを作りながら使いどころを理解できる点です。HTML・CSSは書けるけれど、JavaScriptの処理をどのように画面へ結び付けるのか分からない人に向いています。

  • 本の順番どおりに手を動かして学びたい
  • Web制作で使うUIパーツを作ってみたい
  • セレクタやイベントを実例の中で覚えたい
  • 動画より紙面や電子書籍で自分のペースで進めたい
本が向いている人と別教材も検討したい人の比較
HTML・CSSを学習済みで、Web制作のUIを手を動かして作りたい人に向いています。

反対に、現在のJavaScriptだけでUIを作りたい人、ReactやVueなどを優先して学びたい人には、目的が合いません。また、現在のjQuery環境だけをこの一冊で網羅したい人にも不向きです。

本書で学べる内容

公式ページの目次では、jQueryの基本から、イベント、アニメーション、UIパーツ、プラグインの活用まで段階的に扱っています。最初から複雑な制作物に入らず、小さな動作を積み重ねる構成です。

jQueryの仕組みと基本文法

前半では、jQueryを読み込む方法、セレクタでHTML要素を選ぶ考え方、メソッドで要素を操作する方法を学びます。jQueryのコードを初めて見る人が、記号の意味から順に進められる構成です。

クリックやマウス操作などのイベント

クリック、マウスオーバー、スクロールなど、ユーザーの操作をきっかけに処理する方法を学びます。どの要素にイベントを設定し、何を変更するのかを実習の中で確認できます。

Web制作で使うUIパーツ

ページ内の表示切り替え、ナビゲーション、画像を見せる仕組みなど、Web制作で見かけるUIを扱います。完成結果が見えるため、「このメソッドは何に使うのか」をイメージしやすいでしょう。

プラグインの利用

jQueryプラグインを読み込み、設定を調整して使う考え方も学べます。ただし、掲載されているプラグインや配布元の状態は変わるため、利用前に公式サイト、更新日、対応するjQueryの版を確認してください。

初心者が学びやすい3つの理由

講義と実習が一組になっている

コードだけを写すのではなく、先に仕組みや設計を理解してから実習へ進みます。何を作るのか、なぜその記述が必要なのかを確認できるため、サンプルを自分のサイトへ応用しやすくなります。

難度順に30レッスンを進められる

小さなパーツから複合的なパーツへ進むため、初日から長いコードに圧倒されにくい構成です。分からないレッスンがあれば、直前のセレクタやイベントまで戻って復習できます。

学習用サンプルを利用できる

出版社は公式の付属データページで学習用サンプルファイルを案内しています。最初からすべて入力するのが難しいときは、完成データと自分の記述を比べて原因を探せます。

ただし、サンプルを開くだけでは身につきません。まず自分で入力し、動かないときに完成データを答え合わせとして使うのがおすすめです。

刊行時期が古い点には注意が必要

『jQuery標準デザイン講座』の発売日は2015年12月15日です。セレクタ、イベント、DOM操作という根本的な考え方は学習に役立ちますが、掲載された開発環境、jQueryの版、ブラウザ事情、プラグインは現在と異なる可能性があります。

  • 本と同じ古いjQueryを本番サイトへそのまま採用しない
  • CDNのURLはjQuery公式サイトで確認する
  • プラグインは更新状況と配布元を確認する
  • 非推奨になったメソッドがないかAPIドキュメントを見る
  • スマートフォン表示とキーボード操作を自分で検証する

本のコードが動かないときに、入力ミスだと決めつけないことも大切です。ブラウザのConsoleでエラーを確認し、利用しているjQueryの版とメソッドの対応状況を調べましょう。

30レッスンを身につける進め方

1レッスンを読んで終わりにせず、「理解する・動かす・変える・確認する」の4段階で進めます。

講義、実習、変更、現在情報の確認という4段階の学習方法
講義を読んだあと実習し、一部を変え、現在の情報と照らし合わせます。

講義で目的と仕組みを確認する

コードへ進む前に、そのレッスンで何を作り、どのイベントとメソッドを使うのかを一文で説明してみます。説明できなければ、講義部分をもう一度読みましょう。

実習は自分の手で入力する

コピーだけで済ませず、短い範囲ずつ入力してブラウザを更新します。どの行を追加したときに表示が変わったか分かるため、エラーの場所も見つけやすくなります。

完成後に一箇所だけ変更する

文章、色、開閉する要素、アニメーション時間など、一箇所を自分で変えます。変更後も動けば、コードの役割を理解できているか確かめられます。

現在の公式情報で補足する

最後に、使ったメソッドをjQuery API Documentationで調べます。現在の引数、返り値、非推奨の表示を確認すると、古い教材を安全に活用できます。

学習前に準備しておきたい知識

本書は初心者向けですが、HTMLとCSSの基礎を先に学んでおく必要があります。特に、classとid、親子関係、CSSセレクタが分かると、jQueryで要素を選ぶ仕組みを理解しやすくなります。

  • HTMLタグと属性を書ける
  • classとidを使い分けられる
  • CSSセレクタで要素を選べる
  • 外部CSSとJavaScriptファイルをHTMLから読み込める

JavaScriptの変数、関数、条件分岐も先に触れておくと、jQueryのサンプルを読む負担が減ります。分からない部分を本書だけで解決しようとせず、基礎記事と行き来してください。

よくある疑問

この本だけでjQueryを使えるようになりますか?

基本構文と制作例を学ぶ土台にはなりますが、一冊を読むだけであらゆるサイトへ対応できるわけではありません。30レッスンの完成後に、作例を自分のデザインへ変更し、公式APIで必要なメソッドを調べる練習を続けましょう。

紙と電子書籍のどちらがよいですか?

パソコンの横に開いてコードを入力したいなら紙、検索や持ち運びを優先するなら電子書籍が便利です。公式ページでは紙と電子書籍が案内されているため、自分の学習環境に合わせて選んでください。

jQueryを今から学ぶ意味はありますか?

新規制作ではJavaScriptだけで実装できる場面が増えていますが、既存サイト、WordPressテーマ、jQueryプラグインの保守ではコードを読む力が役立ちます。仕事や修正対象でjQueryが使われているなら、基本を学ぶ意味があります。

『jQuery標準デザイン講座』まとめ

『jQuery標準デザイン講座』は、講義と実習を組み合わせた全30レッスンで、jQueryの基本からWeb制作向けUIまで学べる入門書です。HTML・CSSを学んだあと、制作例を通してjQueryを理解したい人に向いています。

刊行時期が古いため、掲載環境やプラグインをそのまま本番へ使わず、現在の公式情報を確認しながら進めてください。各レッスンの完成後に一箇所を自分で変更すると、写経で終わらず応用できる知識になります。